
「その年、もっとも感動した名言No.1」を決める賞です。TV、新聞、Web、SNSなど幅広いメディアから、1年を通して選りすぐった伝え方がノミネートされ、各界で活躍する著名人らによる審査を経て、グランプリが決まります。さらに、グランプリのコトバに深く関わった人や団体を表彰します。
コトバは、人の心を傷つけ、悲しませることがあります。一方で、勇気づけ、励ますこともできます。前向きなコトバで人々の背中を押し、ひいては日本人のコミュニケーション能力をベースアップするお手伝いがしたい。名言グランプリは、そんな想いから2017年に始まりました。
※「名言グランプリ」では、下記を「感動するコトバ」と称しております。
1.前向きな気持ちになる(挑戦を後押しする、がんばろうと思える、気持ちが和む)
2.あたらしい発見がある(当たり前を更新してくれる、視野を広げてくれる)
※「名言グランプリ」は、「伝え方グランプリ」から改名いたしました。
伝え方研究所が、1年間のテレビ・新聞・SNSなどメディアからノミネート作品を選出します。そのうえで、選考委員会がグランプリを選びます。ノミネート作品は、伝え方研究所が毎月発表している「今月の伝え方ベスト3」がベースになっています。
選考委員会は、各界で活躍する方で構成されます。多様なバックグラウンドをもつ審査員による多角的な支持を得たコトバだけが、グランプリに輝きます。
主人公のモデル・やなせたかしさんご本人のコトバをもとにしたセリフ。やなせさんは東日本大震災の年に『絶望の隣は希望です!』というタイトルの本を出版。災害に限らず、人生のさまざまな場面で、絶望のふちに立たされた人々に希望を与えてくれるコトバ。
『鬼滅の刃』を観るたび「強さとは何か」を考えさせられるという森さん。強さは生まれつきではなく、弱さを認める勇気から育つことを、登場人物たちから学んだそう。「もっと強くなりたい」と一歩を踏み出そうとする、すべての人の背中を押す一言。
会社を引き継いだときは約1億円の債務超過でどん底のスタートだったが、今ではそれを解消し、成長を続けているという小泉社長。原動力は「あの憧れの人のようになれるかも」という「勘違い力」だったという。ポジティブな自己暗示には、未来を変えるチカラがあることを教えてくれる名言。
いろんな「なりたいもの」を試しては「向いていない」と気づく日々を過ごしてきたという黒柳さん。今の職業も最初から目指していたわけではなかったという。何事にもトライする好奇心を大切にすることで、人生は開ける。そんな可能性を示す黒柳さんのコトバは、行き詰まったとき、きっと希望の光を差してくれる。
なかなか許すことのできない怒りを抱え続けることは、むしろ、その相手によって自分がコントロールされている状態かもしれないという気づきを与えるコトバ。自分の中に知らぬ間に根づいてしまった執着を自覚した瞬間、自分の時間を取り戻し、心を自由に開放する道が開けてくる。
殿堂入りは投票で決まる仕組みだが、満票に1票だけ足りなかった。そのことをイチローさんは、こう評価した。人は「もう完全だ」と思った時点で歩みを止めてしまうもの。逆に「まだ完全じゃない」と意識することが、推進力を生む。ポテンシャルを信じ続ける姿勢を通して、限界を拡げてくれるコトバ。
上島社長が新入社員に贈った成長の秘訣は「突き詰める」こと。最初は「誰でもできる仕事」でも、突き詰めれば「あなたにしかできない仕事」になり、それができる人のもとに、新しいチャンスが訪れる。自分の仕事の意味や生きがいに悩んだ時にこそ思い出したい、気持ちを奮い立たせてくれる名言。
心を込めてギブしても、その思いが必ず届くとは限らない。だが、一喜一憂せず、与えるより、もらった優しさに感謝する生き方をしたいと語る中島さん。ギブしたモノに執着するより、ギブされた感謝を強く意識することで、周囲への接し方は、優しくなっていくのかも。
もともとは野球少年だった佐々木選手。のちに代表選手にまで上りつめることとなったデフ陸上に出会ったのは、健聴者との会話に限界を感じて野球をやめ、将来が見えなくなったときだった。人生の価値は、他者と比較できるものではなく、どんな人生にも、その人なりの物語がある。そんな誇り高さを感じさせるコトバ。
甲子園で優勝した日は、ちょうどお母さんの誕生日だった。優勝インタビューを聞きながら、顔を覆って泣くお母さんの姿が中継に映ると、球場全体が、あたたかい拍手につつまれた。親子間で、あえて敬語で伝えた点も、球児の巣立ちを思わせるドラマ性が感じられる。心がじんとする名言。
理想は掲げ続けなきゃ、
ただのゴミくずですよ
佐田寅子役(伊藤沙莉さん)
(ドラマ『虎に翼』第14週より)
憧れてしまったら、
超えられない
大谷翔平さん
(野球選手)
想像力さえあれば、
太古でも未来でも、
宇宙にだって行ける
翻訳家
戸田奈津子さん
学校は友達が
出来なくても
当然の場所
音楽クリエイター
ヒャダインこと前山田健一さん
後悔すると分かっていても
飛び込まないと
いけない瞬間
ジャニーズ事務所退所会見にて
中居正広さん
深い意味でも
いいんですよ
結婚会見にて 蒼井優さん
誰も見向きもしない
石ころを磨き上げ、
ダイヤモンドで
あることを実証する
京都大学 本庶佑特別教授
人は、何年生きられるか、
自分ではきめられません。
しかし、いかに生きるか、
これは決められます。
日本テレビ系「NEWS ZERO」にて
村尾信尚キャスター