名言グランプリ2023

名言グランプリとは

「その年、もっとも素晴らしかった名言No.1」を決める賞です。TV、新聞、Web、SNSなど幅広いメディアから、1年を通して選りすぐった伝え方がノミネートされ、各界で活躍する著名人らによる審査を経て、グランプリが決まります。さらに、グランプリのコトバに深く関わった人や団体を表彰します。

コトバは、人の心を傷つけ、悲しませることがあります。一方で、勇気づけ、励ますこともできます。前向きなコトバで人々の背中を押し、ひいては日本人のコミュニケーション能力をベースアップするお手伝いがしたい。名言グランプリは、そんな想いから2017年に始まりました。

※「名言グランプリ」は、「伝え方グランプリ」から改名いたしました。

名言グランプリPV

審査方法

伝え方研究所が、1年間のテレビ・新聞・SNSなどメディアからノミネート作品を選出します。そのうえで、選考委員会がグランプリを選びます。ノミネート作品は、伝え方研究所が毎月発表している「今月の伝え方ベスト3」がベースになっています。
選考委員会は、各界で活躍する方で構成されます。多様なバックグラウンドをもつ審査員による多角的な支持を得たコトバだけが、グランプリに輝きます。

2024年ノミネート作

  • メンタルがプレーに影響するとは思っていない 大谷翔平さん(野球選手)

    大リーグ史上初50HR50盗塁を達成した大谷選手のコトバ。「メンタルはプレーに影響する」という通説をくつがえすコトバに、ネット上で「一流すぎる」「そのくらいのメンタルがあってこその活躍」との声。

  • 理想は掲げ続けなきゃただのゴミくずですよ 佐田寅子役(伊藤沙莉さん)(ドラマ『虎に翼』第14週より)

    近年の朝ドラでも指折りのヒットを記録した『虎に翼』。性別や身分に縛られず、自由に生きるという理想からほど遠かった戦後社会で、それでも理想を掲げ続ける主人公・寅子のコトバに胸を打たれた人が多数。

  • 結局は好きなように生きたやつが勝ちなんだよ 松永高司役(村上淳さん)(ドラマ『極悪女王』1話より)

    女子プロレスラー・ダンプ松本さんの半生を描いたドラマ『極悪女王』(Netflix製作)。女子プロレスのオーディションを一度は断念しようとした主人公が、夢を追い続けようと強く背中を押されたセリフ。

  • 金メダルは副賞。一番大切なのは人とのつながり 樋口黎さん(パリ五輪レスリング男子金メダリスト)

    パリ五輪で金メダルを手に入れた樋口選手が日本に帰還したあと、地元で結果報告した際に述べたコトバ。世界一になっても独りよがりになることなく、開口一番、周りへの感謝を口にする姿勢が賞賛を浴びた。

  • とにかく丁寧に『80%』を続けています 岡田紗佳さん(プロ雀士)

    2024年もっとも影響力のあるタレントランキングの一人に選ばれた岡田さん。「24時間全力で頑張る」考え方とは対照的に、心にゆとりを持つ中庸な生き方が主流となっている現代的な世相を象徴するコトバ。

  • 簡単にはかわれない。でも過ちに気づければ変わっていける カツセマサヒコさん(小説家)

    無自覚なハラスメントを描いた『ブルーマリッジ』の著者・カツセさん。誰であっても加害者になりうる難しい現代社会にあって、自己点検によって何歳からでも成長していけることを思い出させるコトバ。

  • 好きな人と好きなところで好きなことをすれば良い。幸せなことは幸せって言っていいんだよ GACKTさん(歌手)

    能登半島地震を受け、GACKTさんがXに投稿したコトバ。被災者に思いを寄せ、できる範囲で手助けする一方で、全員が度を超えて自粛する必要はなく、バランス感覚をもって笑顔で生活するのが大切と訴えた。

  • でも世の中の人はみんな右利きだから手がつなぎやすい デスペラード。さん(X投稿者@10perapera20の甥っ子さん)

    「左利きの苦悩」をテーマにした小3の夏の自由研究から。作文を締めるこのコトバがXに投稿されると瞬く間に13万以上もの反響を呼び、「子どもならではの素敵な考え方」といった称賛の声が寄せられた。

  • 私ひとりだけでなく女性全員で行き着いたのだ シェインバウムさん(メキシコ大統領)

    2024年、メキシコで史上初の女性大統領が誕生した。伝統的に男性優位の考えが根づよいこの国で勝ち取った歴史的な結果について、彼女が演説で語ったコトバ。

  • 違和感を表明しないのがいちばんの違和感 尾崎世界観さん(歌手・小説家)

    芥川賞にノミネートされた、転売ヤーをテーマにした作品『転の声』の著者・尾崎さんのコトバ。違和感をそのままにせず声を出す勇気を持つことで、社会は良い方向へむかっていくという考えがにじむ。

過去のグランプリ

2023

憧れてしまったら、
超えられない

大谷翔平さん
(野球選手)

2022

想像力さえあれば、
太古でも未来でも、
宇宙にだって行ける

翻訳家
戸田奈津子さん

2021

学校は友達が
出来なくても
当然の場所

音楽クリエイター
ヒャダインこと前山田健一さん

2020

後悔すると分かっていても
飛び込まないと
いけない瞬間

ジャニーズ事務所退所会見にて
中居正広さん

2019

深い意味でも
いいんですよ

結婚会見にて 蒼井優さん

2018

誰も見向きもしない
石ころを磨き上げ、
ダイヤモンドで
あることを実証する

京都大学 本庶佑特別教授

2017

人は、何年生きられるか、
自分ではきめられません。
しかし、いかに生きるか、
これは決められます。

日本テレビ系「NEWS ZERO」にて
村尾信尚キャスター