伝え方研究所、所長の佐々木です。
実は先日、
マレーシアからテレワークをしてみました。
できますよ。
「海外から日本の仕事」ができます。
せっかくなので
その「コツをシェアしたい」と思います。
これは、3年前からすると奇跡と言えるでしょう。
新型コロナが世界中をかけめぐった結果、
新しい働き方が生まれたのです。
ナウシカの腐界を超えたら、新しい世界が生まれていたような。
前に、国内での移動先からのテレワーク
「移動オフィス」について書いたので、
今回はさらに、「海外からの、移動オフィス」のコツについて
書いていきたいと思います。
ぜひみなさん、参考にしてトライしてみてほしいです!
コツ①「日本と滞在先の時差を味方に」
時差は、思った以上に仕事に影響します。
結論から言うと、
時差は少なければ少ないほど働きやすいです。
ハワイから仕事をしたときは、
5時間の時差でかなり苦労しました。
18:30でだいたいの会社は終わりだと思いますが、
ハワイだと23:30となります。
その時間からだとレストランは開いていないし、
真夜中なので外出はきびしい。
マレーシアはマイナス1時間なので、
18:30が17:30となります。
その後の時間をとても有効に使えました。
なので、オススメなのは時間をつかさどる
「経度」をなるべくずらさないことです。
韓国、台湾、グアム、タイ、マレーシア、
シンガポール、オーストラリアからは働きやすいです。
コツ②「モバイルモニターで仕事環境アップ」
国内のときは、
据え置きのモニターを運んで使いましたが、
海外に持って行くには重すぎる。
トランクにつめていくときのダメージも心配。
そこで今回、
持ち運べるモニターをいろいろ研究して、
買いました。
結果、これが大正解でした。
画面は会社のモニターよりは小さいですが、
仕事のしやすさは同じです。
選んだポイントは2つ。
1. 画面のサイズに対して最軽量。 16インチで、535g
2. macに接続するだけで電源供給できる。重いアダプターなし。
コツ③「現地にあるものを代用」
長時間の移動をするので、
なるべく手荷物は減らしたいです。
そこで、
現地で代用品がありそうなものは、
思い切って持って行かないことにしました。
たとえば、画面を上にできる「パソコン台」。
これは、僕はぜったいにほしいのですが、ただ重い。
現地で代用できるものがきっとあると信じて
持って行くのをやめました。
結果、ありました。
ホテルのお知らせプレートを横にして、
その上にパソコンを置くとちょうどいい傾きになって、
使いやすい!
写真を載せましたが、
どこのホテルにもある、お知らせのプレートです。
パソコンの下におくと、ちょうどいい角度になります。
こういうものが、それぞれの滞在先にあるはずです。
コツ④「Wi-Fiを2つ確保」
移動先からの仕事は、
Wi-Fi環境に圧倒的に影響されます。
もっといえばWi-Fiさえ確保してしまえば、
ジャングルからだって、砂漠からだって仕事できます。
1つでもいいのですが、
こまったことにWi-Fiは機嫌がわるいことって
どうしてもあるのです。
そこで2つ用意しておきたい。
では2つも日本から
ポケットWi-Fiを契約して行かないといけないか。
いえいえそんなことありません。
まず1つ目は、
現地の滞在先のWi-Fi。これがメインとなるでしょう。
ホテルやAirbnbを予約するときに、
Wi-Fiのクオリティを確かめておきたいです。
複数の部屋で1つのWi-Fiを
シェアしているホテルが多いと思います。
でも日中はホテルに滞在している人はそんなにいないので、
日中のWi-Fiは快適な速度で使えることが多いはずです。
2つ目は、携帯のテザリング。
これは、安定感が圧倒的にあります。
各社、海外のデータ通信プランを出しています。
私はauですが、490円から「海外データ通信プラン」で
1日3Gまで高速で使えます。
私はzoomで一日5時間くらいミーティングしていますが、
使い切ったことはありません。
docomoは980円、softbankは980円。
povoは490円。UQmobileは490円の
海外定額プランがあります。
つまりいつもの携帯を持って行くだけで、
2つのWi-Fiを用意している状態にできるのです。
コツ⑤「SNSのシェアは戻ってから」
これは、娘に言われてなるほど!と思ったことです。
泥棒対策(笑)です。
SNSで「いま家族で、海外に来てます!」と知らせると、
泥棒には「これから何日か、家には誰もいません!」
と伝えているのと同じ。
ボクシングの生放送中に、
空き巣に入られたというボクサーもいました。
仕事の関係者には、
日本にいないことを事前に伝えておいたほうがいいですが、
SNSでの公開は不特定多数の人たちに伝わってしまうので、
気をつけるにこしたことはないでしょう。
ちなみに私は日本に戻ってからの公開です。
おわりに
今回、なぜマレーシアかというと、
子どものサマースクールに、
おまけでついていったのです。
国が高度成長中なので勢いがあるのと、しかも安い。
小学校にはオーストラリア、中国の子どもが集まっていて、
いま世界の中心となっている英語圏と中国語圏のミックスが、
子どもの経験としてもいいと思いました。
3年前だったらきっと私は、
日本に残って仕事をするしかなかったでしょう。
環境はととのいました。
人生1度です。
ぜひみなさん、今こそ海外からの
「移動オフィス」トライしてみてほしいです!
- タグ一覧
- この記事を書いた人
-
「伝え方研究所」所長/「伝え方が9割」著者
佐々木圭一上智大学大学院を卒業後、株式会社博報堂入社。 のちに書籍「スティーブ・ジョブス」に登場する伝説のクリエーター、 リー・クロウのもと米国で2年間インターナショナルな仕事に従事。 日本人初、米国の広告賞「One Show Design」でゴールドを獲得(Mr.Children)。カンヌ国際クリエイティブアワードにて、金賞を含む計6つのライオンを 獲得するなど、合計55のアワードを入賞受賞。 郷ひろみ・Chemistryの作詞家として、アルバムオリコン1位を2度獲得。 2014年、クリエイティブ ブティック「ウゴカス」を設立。 日本のコミュニケーション能力をベースアップさせることを、 ライフワークとしている。
このひとが書いた記事をもっと見る