伝え方研究所、所長の佐々木です。
石垣島から、リモートで仕事できるか
実験してみました。
実際やってみたら、どんなもんなのか。
私の仕事は、コピーライティングをはじめとした
主に広告クリエイティブを考える仕事です。
この2年、打合せはzoomで行ってきました。
会社に出社する人もほぼいません。
ということは、
別に東京からでなくてもいいのではと。
「ワーケーション」という言い方がありますが、
ぼくの場合はそのネーミングには
ちょっと違和感を感じていて。
なんか、バケーションと、仕事の中間のようだから。
イタリア人みたいに、
そんなオシャレにできたらいいのですが、
私は仕事する時間は、仕事に没頭したい。
私の場合、あえてネーミングするなら
「移動オフィス」かな。
ということで
東京にいたときとまったく同じように
ミーティング・仕事する。
だけど、働く場所は違うし、食事もいつもと違う。
そんなチャレンジをしてみました。
結果、完全にできてしまうんですよ。
せっかくなので、
みなさんにコツをシェアいたします。
コツ①「ネット環境が圧倒的に仕事のパフォーマンスを左右する」
なので、強いWiFiがあるか、
しつこくホテルに聞き、ホテル選定しました。
そして、いくつもある部屋の中でも、
強いWiFiが飛んでいる部屋にしてもらいました。
今回のホテルは石垣島のアートホテルさんです。
あと、スマホからのテザリングも想定して
コードを持って行きました。
コツ②「メインのワークスペースをつくる」
ホテル到着後に、
まずは部屋で快適な仕事環境をはやくつくること。
テレビの場所をどかして、パソコンを置き、
メインの場所をつくりました。
初日が一番ばたばたするので、
日曜とかに入って準備できたほうが、
ラクかと思います。
重要なミーティングなどは、ここで行いました。
コツ③「アイディア出しや気軽なミーティングは外で」
外のお気に入りスポットをいくつも見つけました。
庭の石に腰掛けて。テラス。近くのカフェ。
特にアイディアを出す系の仕事は、
外のほうが効果的です。
風や、空気や、目にするモノが新しいので、
部屋でするよりもよりいいアイディアを
生み出すことができます。
コツ④「楽しみは食事」
せっかくなので、
見たことのないものを食べに行きました。
ひとりでの食事、
観光地でいけるか心配してましたが、
一人でも入れて貰えました。
あと、地元スーパーでお弁当もよく買いました。
地元スーパーって楽しいですよね。
「ヌーベルケーキ」これ、かなり気に入りました。
プリンとカステラの中間みたいなケーキ。
ヌーベルって、石垣島の方言なのか
外来語なのか不明なところも面白い。
おわりに
「クリエイティビティは、移動距離に比例する」
そう言われています。
たしかに、まわりに刺激があるので、
いつもよりアイディアを生み出しやすいし、
何よりも新しい土地にふれることで、
生命としてのエネルギーが
アップする感じがありました。
こんな会社を離れて仕事ができる
時代がやってくるなんて、
3年前は思ってもいませんでした。
移動しても環境さえつくってしまえば、
十分できてしまいます。
そして、この現代に生きているからこそできること。
みなさんもトライしてみたいらいかがでしょう。
また別のところから仕事してみたいと思います。
- タグ一覧
- この記事を書いた人
-
「伝え方研究所」所長/「伝え方が9割」著者
佐々木圭一上智大学大学院を卒業後、株式会社博報堂入社。 のちに書籍「スティーブ・ジョブス」に登場する伝説のクリエーター、 リー・クロウのもと米国で2年間インターナショナルな仕事に従事。 日本人初、米国の広告賞「One Show Design」でゴールドを獲得(Mr.Children)。カンヌ国際クリエイティブアワードにて、金賞を含む計6つのライオンを 獲得するなど、合計55のアワードを入賞受賞。 郷ひろみ・Chemistryの作詞家として、アルバムオリコン1位を2度獲得。 2014年、クリエイティブ ブティック「ウゴカス」を設立。 日本のコミュニケーション能力をベースアップさせることを、 ライフワークとしている。
このひとが書いた記事をもっと見る