2024年06月05日
【名言集】5月の伝え方ベスト
新生活の疲れが
たまりがちな5月。
そんなコリを
じんわり解きほぐすような
“ほっこりコトバ”が今月は
たくさん集まりました。
佐々木圭一が
とくに素晴らしいと感じた
伝え方ベスト3をご紹介します!
第3位
3人のちいさな娘さんをそだてる
お笑いタレントの横澤夏子さん。
公園に遊びにいくときに
行っているという
“コール・アンド・レスポンス”の様子を
紹介し、大きな反響を呼んでいます。
おうちを出る前、
娘さんは3人とも帽子をかぶり、
0歳の三女は
横澤さんの胸に抱きかかえられている、
その準備万端の状態で、
次のようなかけ声を交わすのだそうです。
「やめるー!」
「帰るよって言ったら?」
「帰るー!」
「なかよく?」
「するー!」
一般的に、ちいさな子どもは、パパ・ママの想像から
はみ出した動き方をすることが、よくあります。
でも、そういうときに
「なんで、言ったとおりにしてくれないの!?」
とストレートにぶつける言い方をすると、
子どもたちも「シュン・・・」としてしまいますし、
親としても、
もどかしい思いが募りますよね。
そういうとき、
横澤さんのように楽しい雰囲気をまとわせる
伝え方の工夫をすることで、
子どもも親もハッピーな時間を過ごせるんだ!
ということに気づかされる、
素晴らしいコトバです。
出典:BUZZFEED
第2位
SNSで紹介された
「新1年生の帰り道」というマンガが、
話題になっています。
投稿者はイラストレーターの
「さざなみ」さん。
ある日、自宅の呼び鈴がして
玄関をあけると、
そこにはランドセルを背負った
新1年生の女の子が。
「どうしたの?なにか困ってる?」と
聞くと、女の子はこうお願いしてきたそうです。
一緒にあるいてください……」
その女の子は、この家にも小さな子が
住んでいることを、知っていたようで、
この家を選んでくれたよう。
「なんとかわいいお願いだろう」と思った
さざなみさんは、女の子を送り届けることにしたそうです。
小学生の登下校というと、
「知らない大人と話してはいけない」
と徹底的に教育されているので
子どもに道ばたであいさつしても返してくれないとか、
大人のほうも「不審者」として通報されると怖いので
子どもには「下手に声をかけない」とか、
なんだか息苦しい空気を感じたことがある人も、
もしかすると少なくないのかもしれません。
そうした空気感があってか、SNSでは
「めちゃくちゃ温かいエピソード」
「ほっこりした」
「自分が怖いことを人に話せて頼めることがすごい」
といったポジティブな受け止めが広がっています。
子どもたちが毎日、
安心して登下校できるように、
さざなみさんのような優しい心をもった
大人がたくさんあふれるといいなと思わされる、
そんなコトバでした。
出典:Hint-Pot
第1位
さて、今月の第一位も、
「ほっこり」「くすっ」なコトバです。
カナダ人の夫と暮らす、遥さん。
彼女が、夫の前で「はあ・・・」と
大きなため息をついたときの反応が、
とってもポジティブでユニークでした。
カナダ人の夫は
遥さんがため息をつくたびに
目をキラキラと丸くして
「すーっ」と吸い込む演技をして、
こう語ったのです。
「そんで後で返してあげる」
カナダ人の夫は、
遥さんが以前「ため息をつくと幸せが逃げる」と伝えたことを
覚えていて、このようなリアクションをとったそう。
普通だったら、
重苦しい空気になってしまいそうな
妻の“特大ため息”ですが、
愛情とユーモアあふれる切り返しで
場をなごませる、
すばらしいコミュニケーションでした!
出典:ねとらぼ
ほかにもたくさんの
ステキな伝え方があったので、
ご紹介します!
今日は頑張りすぎなくて大丈夫でーす😆」
やす子さん(芸人)
出典:ハフポスト
私たち伸びしろしかないんです!
私たち、全員!」
愛来さん(AMEFURASSHI)
出典:スポーツ報知
以上、佐々木圭一が
独断と偏見で選んだ
ベスト3の伝え方でした!
今月はどんな素敵なコトバに出会えるでしょうか。
みなさんも体調に気をつけつつ、注目してみてください。
- タグ一覧
-
- この記事を書いた人
-
「伝え方研究所」所長/「伝え方が9割」著者
佐々木圭一上智大学大学院を卒業後、株式会社博報堂入社。 のちに書籍「スティーブ・ジョブス」に登場する伝説のクリエーター、 リー・クロウのもと米国で2年間インターナショナルな仕事に従事。 日本人初、米国の広告賞「One Show Design」でゴールドを獲得(Mr.Children)。カンヌ国際クリエイティブアワードにて、金賞を含む計6つのライオンを 獲得するなど、合計55のアワードを入賞受賞。 郷ひろみ・Chemistryの作詞家として、アルバムオリコン1位を2度獲得。 2014年、クリエイティブ ブティック「ウゴカス」を設立。 日本のコミュニケーション能力をベースアップさせることを、 ライフワークとしている。
このひとが書いた記事をもっと見る