2024年07月01日
【名言集】6月の伝え方ベスト
1年のおりかえしを
むかえた6月。
6月の満月は
「ストロベリームーン」
と呼ばれるそうですが、
アメリカで野イチゴの収穫が
この時期だったことに
由来するそうです。
イチゴのようにあまずっぱく、
げんきになるような
コトバが今月も
たくさん集まりました。
佐々木圭一が
とくに素晴らしいと感じた
伝え方ベスト3をご紹介します!
第3位
アイスの「pino(ピノ)」ってありますよね。
チョコにつつまれた小さなアイスです。
赤いハコをあけると、ちょこんと整列した
6つのちいさなアイスが出てきて、
なんともしあわせな気もちになりますよね。
その箱のふたのウラに
「ドラえもんほっこり名言集」
と題して
ドラえもんの名言が載っているのを、
X(旧ツイッター)のある投稿で知りました。
その名言が、「うーん」と
うなり声を上げたくなるくらいステキだったので、
ぜひ、紹介させてください。
こちらです。
きみにできない
なんてこと
あるもんか」
このコトバ、
なんだかすごく、はげまされます。
「がんばれよ」
とストレートに言われても
なかなか響きませんが、
この伝え方なら、しぜんと
「よし、がんばろう!」
という気もちになる。
もちろん、出来杉くんみたいな
ひとにぎりの「天才」も
よのなかにはいますが、
ひとは本来、そんなには違わないもの。
「やる気をもって努力をかさねれば、
いつかきっと自分にもできるはずだ」
と勇気をあたえてくれるような
ステキなコトバだと思います。
出典:Xの投稿から
第2位
埼玉西武ライオンズの
今井達也投手。
「結果がおちこんでいる」
といわれるチームを
ひっぱりあげようという
アツい思いをもつ選手のひとりです。
6月11日に
おしくも敗れてしまった試合では、
グラウンドにうずくまる仲間を
今井選手がベンチからむかえにいったすがたが
話題になりました。
そのとき、今井選手は
なみだを流していたのですが、
そのことについて
あるインタビューに
「(グラウンドでなみだを流すのは
高校時代に)甲子園で
優勝したとき以来じゃないですかね」
と語っていました。
いかにくやしかったかが
伝わりますよね。
そのインタビューで語った
つぎのコトバが、
さらに胸をうちました。
声をかけてくれる選手の方が
僕は大事だなと思っている」
調子がいいときは
たくさんの人が声をかけてくれます。
でも、調子が悪くなったときに
声をかけつづけてくれる人は、
それほど多くはありません。
調子が悪いときこそ
人の支えが必要になるものですが、
そういうものなんですよね。
今井投手が、
おちこんでいる仲間にかけよって
手をさしのべる動きを
「自然の所作」としてできたのはきっと、
おちこんで声をかけてもらえないときの気もちを
自身がよく知っているからなのでしょう。
つねに人に手を差しのべることが
できる人でありたいと、
思わされる名言でした。
出典:西スポWEB「OTTO!」
第1位
恋愛相談にのり、復縁をサポートする
「復縁プランナー」というしごとが
世のなかには、あるそうです。
なかには、浮気グセのある
いわゆる「ダメ男」にハマって
別れたくてもなかなか別れられなかったり、
いちどは別れたのに「復縁したい」といって
相談にかけ込んでくる人も、
案外、すくなくないそうです。
そういうダメ男の“沼”に
もし、あなたの友だちや家族が
ハマってしまい、
あなたを含むまわりの人が、
どう説得しても
そこから離れられないまま
苦しんでいるとしたら、
どうしますか。
数々の相談にのってきたという
ある復縁プランナーが
「自分だったらこういうふうに声をかける」
と紹介したコトバは
ちょっとだけ意外なものでした。
こちらです。
とことんやってみな」
後悔をのこしたままでは、
どうしても新しいステップへ
ふみだすことができない。
その気もちを、
まずはまわりが受けとめる
ことが大切だという考えです。
そして、この声かけからは
「ながい時間がかかったとしても
見まもるよ」
「ほんとうにボロ雑巾になっても、
受けとめてあげるよ」
というおおらかでやさしい気もちも
にじみでているように感じます。
出典:エルザ
ほかにもたくさんの
ステキな伝え方があったので、
ご紹介します!
関西地方にある某保育園の園長さん
出典:まいどなニュース
ミワカモさん(漫画家・イラストレータ)の息子さん
出典:Yahoo!ニュース
山下智久さん(俳優)・劇中にて
出典:モデルプレス
ディズニーランドのキャストさん。
ミッキーの形をしたゆで卵の黄身について
出典:ねとらぼ
以上、佐々木圭一が
独断と偏見で選んだ
ベスト3の伝え方でした!
今月はどんな素敵なコトバに出会えるでしょうか。
みなさんも体調に気をつけつつ、注目してみてください。
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「伝え方研究所」所長/「伝え方が9割」著者
佐々木圭一上智大学大学院を卒業後、株式会社博報堂入社。 のちに書籍「スティーブ・ジョブス」に登場する伝説のクリエーター、 リー・クロウのもと米国で2年間インターナショナルな仕事に従事。 日本人初、米国の広告賞「One Show Design」でゴールドを獲得(Mr.Children)。カンヌ国際クリエイティブアワードにて、金賞を含む計6つのライオンを 獲得するなど、合計55のアワードを入賞受賞。 郷ひろみ・Chemistryの作詞家として、アルバムオリコン1位を2度獲得。 2014年、クリエイティブ ブティック「ウゴカス」を設立。 日本のコミュニケーション能力をベースアップさせることを、 ライフワークとしている。
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