2024年08月01日
【名言集】7月の伝え方ベスト
やっぱり暑かった7月。
それに負けない
アツアツのコトバが、
今月もたくさん集まりました。
佐々木圭一が
とくに素晴らしいと感じた
伝え方ベスト3をご紹介します!
第3位
大ブームをまきおこした
アニメ『鬼滅の刃』。
いろいろなシリーズが放送され、
先日は「柱稽古編」が最終回をむかえました。
テレビですが「劇場版みたいなクオリティ」と
またも絶賛されたようです。
とくに話題をよんだのは
修行中のキャラクター、
我妻善逸(あがつまぜんいつ)が
ある手紙をうけとったシーン。
いつもは、さわがしい性格なのですが、
手紙がとどいてからは様子が一変。
べつのキャラクター・炭治郎が
「大丈夫か?」
と気づかったのにたいして、
我妻善逸はこう返したのでした。
やらなくちゃいけないことが
はっきりしただけだ」
手紙の内容は
「ネタバレ」になってしまうので
ここには書きませんが、
なにか覚悟を決めたとき、
こうやって言葉にすることで
自分自身、はげまされることって
確かにあるな、と
ハッと気づかされます。
出典:アニメフリークス
第2位
フィギュアスケートの羽生結弦さん。
プロへの転向を表明してから
2年をむかえる彼ですが、
競技時代のアイスショーやエキシビションも、
ずーっと全力をつくしてきた
印象がつよいですよね。
あるインタビューで、
「どうして毎回、全力を出しきれるの?」
という質問に、
こう答えていました。
一瞬、「ああ、やっぱり天才はちがうな〜」
と思ったのですが、
インタビューでは、
彼はこうも話しています。
「小さいころからそうなんですけど、
全力をださないと、
そこそこのレベルにたどり着けなかった。
みんなよりもうまくなりたいと考えたときに、
多分、全力をずっとだしつづけていた。
だから、リミッターを外すことが
普通なんですよね」
ひとよりも、もうすこし努力する。
それをずーっと続けてきたから、
いまでは全力をださないことが
「気持ち悪い」
と感じるようになったというのです。
継続は、力なり。
これに匹敵する名言だなと思います。
出典:スポーツ報知
第1位
右耳にガーゼを当てている。
これだけきいて
「トランプ氏」を連想するくらいに、
世界のひとびとの記憶に定着した、
前アメリカ大統領。
トランプ氏が撃たれた直後、
退散するのではなく
ぎゃくに拳をつき上げて
さけんだコトバは、
映像とともに鮮烈な印象を残しました。
日本語にすると「戦え、戦え、戦え」。
とってもシンプルですが、
この言葉には、
ひとの耳にのこりやすい、ある工夫が。
おなじ言葉の「くり返し」です。
単に1回だけ
「ファイト」
というよりも
「ファイト、ファイト、ファイト」
といった方が、
断然、パワーが強くなります。
「さいた、さいた、チューリップの花が」
のように、
童謡や人気の歌も、かならず
おなじコトバを繰り返しています。
(『伝え方が9割』では、この技術を
「リピート法」として紹介しています)
歴史に残る事件にも、
コトバの技術あり。
出典:ロイター
ほかにもたくさんの
ステキな伝え方があったので、
ご紹介します!
(パッケージの「10本入り 33カロリー(1本当たり)」を読んで)
話者:7歳の男の子・レツくん
出典:ITメディア
福島靖さん(アメリカン・エキスプレスの元営業)のセミナー受講者
出典:ダイヤモンドオンライン
板野友美さん(元AKB48メンバー)
出典:日刊スポーツ
以上、佐々木圭一が
独断と偏見で選んだ
ベスト3の伝え方でした!
今月はどんな素敵なコトバに出会えるでしょうか。
みなさんも体調に気をつけつつ、注目してみてください。
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「伝え方研究所」所長/「伝え方が9割」著者
佐々木圭一上智大学大学院を卒業後、株式会社博報堂入社。 のちに書籍「スティーブ・ジョブス」に登場する伝説のクリエーター、 リー・クロウのもと米国で2年間インターナショナルな仕事に従事。 日本人初、米国の広告賞「One Show Design」でゴールドを獲得(Mr.Children)。カンヌ国際クリエイティブアワードにて、金賞を含む計6つのライオンを 獲得するなど、合計55のアワードを入賞受賞。 郷ひろみ・Chemistryの作詞家として、アルバムオリコン1位を2度獲得。 2014年、クリエイティブ ブティック「ウゴカス」を設立。 日本のコミュニケーション能力をベースアップさせることを、 ライフワークとしている。
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