2022年03月01日
【名言集】2月の伝え方ベスト
ロシアがウクライナに侵攻をはじめた2月。
国際社会は大きな衝撃を受けました。
1日も早い平和を願いながら、
明るいニュース、
元気をくれる伝え方を中心に
佐々木圭一が選んだ
伝え方ベスト3をご紹介します。
また、今月は、ベスト3とは別に、
ウクライナの大統領が公開したメッセージ動画の
コトバを、特別枠としてあらためてシェアさせてください。
こちらはベスト1のあとにお伝えします。
それでは、まずはベスト3からどうぞ。
第3位
映画会社の「東映」が、
ことし公開を予定している作品を紹介する
「ラインナップ発表会」をひらきました。
会場をかりて報道陣をよんだのは、じつに8年ぶり。
ひさしぶりに本格的な会をひらいた理由について
社長の手塚治さんが語ったコトバが、秀逸でした!
お呼びしたのかというと、
今年は自信があるからです!今年は粒選(つぶよ)り!
しかも大粒です!
『食べきれないよ~』というくらい、
粒がそろっている」
たわわに実ったブドウを連想させるような、
とってもユニークで、みずみずしい伝え方!
農家の顔がみえるくだものが
おいしく感じられるように、
作品にたいする愛や情熱が
こぼれおちそうなほど伝わるのも、ステキです。
今年は『ドラゴンボール』、『ONE PIECE』、『SLAM DUNK』など
大物アニメ映画の新作を予定しているそう。
“収穫”のときが、たのしみです!
出典:オリコンニュース
第2位
時間をチェックするだけでなく、
血圧や心拍数まで測れてしまう
スマートウォッチ。
その代表格である
Apple Watch(アップルウォッチ)の放ったコトバが
持ち主のピンチを救ったと、
Twitterで話題になっています。
投稿したのは、都内の若手商社マン。
ある日、仕事でミスをしてしまい、
会議室へよびだされたそうです。
ふだんは上司から怒られることがあまりなく、
不安と緊張でいっぱいになった男性は、
みるみる心拍数が上昇。
……と、そのときでした。
異常な心拍数の上昇を感知した
スマートウォッチが、緊急通知をだしたのです。
それをみた上司は、ふいに顔をゆるめると、
「今回は許したるわ」
とひと言。男性は「たすかった」と胸をなでおろしたそうです。
それにしても、
スマートウォッチがきっかけで
胸のうちを知られるなんて、まるでSFの世界ですね。
怒られるような場面でなくとも、
たとえば、気になる人への告白シーンで
「深呼吸してください」
と通知がでて、おたがいに緊張がほぐれる、
……なんてほほえましい光景が見られたりして。
出典:まいどなニュース
第1位
北京オリンピックで、
史上ナンバーワンの成績となる銀メダルを手にした
カーリング女子・日本代表。
サードの吉田知那美選手のコトバが
とくに印象深かったので、
ぜひ、紹介させてください。
チームとしてやりたいカーリング、プレーを突き詰めれば、
メダルを手にすることができる」
ふつう、五輪であたりまえのように問われるのは、
「より強く、よりカッコ良く、よりスタイリッシュに」です。
でも、泥臭いことを突き詰めて、やりつづければ、
世界の表彰台に登ることができる。
それを彼女たちは、まさに証明してくれました。
伝え方では、金メダルでした。
これまでの道のりに、きっといくつもの
挫折経験があったのでしょう。
チームをささえるナショナルコーチの
ジェームス・ダグラス・リンドさんは、
こんなコトバで選手を鼓舞していたそうです。
なのに、なんでみんなは自分たちを信じないんだ」
弱さも、カッコ悪さも、すべてをさらけ出し、
「自分たち」の姿を突きつめる彼女たちの姿勢は、
この教えともつながるところがあるかもしれません。
以上、佐々木圭一が
独断と偏見で選んだ
ベスト3の伝え方でした。
さて、今回は、このコトバもご紹介しなければなりません。
特別枠
21世紀のいま、ロシアがウクライナに侵攻しています。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、
インターネットに投稿した動画で、ロシアに向けて、こう問いかけました。
そして、こう続けました。
「戦争は巨大な災厄であり、
あらゆる意味において高くつく。
最も重要なことは、
人々が愛する誰かを、
そして自分自身をも失うということだ。
戦争においては常に多くのものが不足する。
有り余っているのは痛み、流血、死だ。
数千、数万の死だ」
「戦争はあらゆる人々から安全の保障を奪う。
それによって誰が一番犠牲になるだろう?
人々だ。
誰が最も戦争を望まないだろう?
人々だ。
誰が戦争を止められるか?
人々だ。
しかし、あなたたちの間にそのような人々はいるだろうか?
私は『いる』と確信している」
平穏な日々が、
一日もはやくウクライナに訪れることを
心から願っています。
出典:毎日新聞
さて、私たちウゴカスでは、
皆さんの学びを応援しています。
先の見えない時代、未来の自分のために
「伝え方の技術」を身につけてみませんか?
心ゆさぶる「強いコトバ」の作り方を
佐々木圭一本人から直接学べる
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「伝え方研究所」所長/「伝え方が9割」著者
佐々木圭一上智大学大学院を卒業後、株式会社博報堂入社。 のちに書籍「スティーブ・ジョブス」に登場する伝説のクリエーター、 リー・クロウのもと米国で2年間インターナショナルな仕事に従事。 日本人初、米国の広告賞「One Show Design」でゴールドを獲得(Mr.Children)。カンヌ国際クリエイティブアワードにて、金賞を含む計6つのライオンを 獲得するなど、合計55のアワードを入賞受賞。 郷ひろみ・Chemistryの作詞家として、アルバムオリコン1位を2度獲得。 2014年、クリエイティブ ブティック「ウゴカス」を設立。 日本のコミュニケーション能力をベースアップさせることを、 ライフワークとしている。
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