2022年05月25日
期待通りの仕事が返ってくる!デキる部下を育てる伝え方のコツ(前編)
新人が大量入社する春〜夏、上司に「あるある」の悩みです。
上司の大切な仕事の1つが、部下をそだてること。
わかっていても、なかなかうまくできない人が少なくありません。
そこで、そんな悩みをクリアにするための2つのヒントをまとめました。
■デキる部下をそだてる2つのヒント■
①部下をそだてるコミュニケーションのコツ
②部下のココロに響く「マジックフレーズ」
今回は、部下の育成をテーマに、「前編」「中編」「後編」の3回にわたって、コミュニケーションのポイントをご紹介します!
なぜ、部下の育成がうまくいかないのか?
なぜ、部下の育成は、なかなかうまくいかないのでしょうか?
コミュニケーションの話の前に、企業が構造的にかかえる課題から具体的にみてみましょう。
■企業が頭をかかえる部下育成の課題とは?
競争力をたかめるために企業が、もっとも大切と考えているもの。
さて、いったいなんでしょうか?
商品開発力でしょうか?
他社にないサービスの開発でしょうか?
(出典:厚生労働省『労働白書』)
そして、その育成をOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)でおこなっている企業が70%をこえていました。
OJTとは、実際に仕事をおしえながら部下をそだてていくということ。
つまり、部下がどう育つかは、上司の育て方によるところが大きいということになります。
ここぞ、上司の腕のみせどころです!
ところが……。
同じレポートには、
という耳の痛い指摘も……。
では、なぜ、現場のOJTによる育成がうまくいかないのでしょうか?
部下育成で必要になるコミュニケーションとは?
「部下とのコミュニケーションは大丈夫?」とたずねると、こう答える上司は少なくありません。
たしかに、声かけやアドバイスは、大切なコミュニケーションのひとつです。
でも、これだけでは、部下が仕事を「処理」できるようになるだけで、不十分な場合も多いのです。
では、ほんとうの意味で「部下をそだてる」とは、どういうことでしょうか?
「え?そんなこといわれても、経験もノウハウもないし、どうしたらいいの?」
という声がきこえてきそうですが、じつは部下の育成には、特別な能力はいりません。
いつものコミュニケーションを「ちょっと」かえるだけで、部下をぐーんと成長させることができるのです!
名言から見る部下育成のコミュニケーションの4つのコツ
ビジネスマンであれば、一度くらいは、この言葉をきいたことがあるのではないでしょうか?
そう、日本連合艦隊司令長官、山本五十六さんの名言です。
これは組織マネジメント、つまり人を動かす文脈でよく引用されるとても有名なフレーズです。
ところで、このコトバにはつづきがあることをご存知ですか?
実は、この短いフレーズの中に、部下を育てるためのすべてのノウハウが凝縮されていたのです!
部下育成のコツは4つ
さきほどのフレーズを分解すると、部下を育てるための極意はたったの「4つ」。
②耳を傾ける
③承認する
④任せる
たったこれだけなんです。これを意識するだけで部下がうまくそだつなら、やってみる価値はありそうですよね。
アーティエンス株式会社の部下の育て方|これだけは押さえたい8ポイントを詳しく解説もあわせて参考にしてみてください。
さて、次回は、この4つのコツを意識しながら、部下の育成に効果的なコミュニケーションを取る方法をご紹介していきます。
(中編へ続く)
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とうちゃんライター
TAGTOMO二児の父。国内大手生保の人材開発部門で担当したコーチングに感銘を受け、人を育てるノウハウをひたすら学ぶ。 その後、事業所経営を任されるも、座学と現実のギャップに苦しみながら、トライ&エラーで人のココロをウゴカス技術について日々研究中。 子どもも部下も思うように育たないのがオモシロイ!
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