2024年05月02日
【名言集】4月の伝え方ベスト
新年度がスタートした4月。
大谷選手の結婚から、
詐欺事件まで、毎日のニュースがSHOHEI OTANI
でしたが、気づかれていない
つくしのような、素敵なコトバも。
佐々木圭一が
とくに素晴らしいと感じた
伝え方ベスト3をご紹介します!
第3位
夕方の情報番組『news every.』(日本テレビ系)
のメインキャスターを長年、務めてきた
藤井貴彦アナウンサー。
3月末に日本テレビを退社し、
4月からは夜の報道番組『news zero』のメインを
担当することに。
その初回の放送で、
スタジオではなく
能登半島地震の被災地から、
しかも自己紹介を省略して
中継したことが話題となりました。
この日のエンディングは、
街頭の灯りだけの暗い画面。
そこで彼が伝えたメッセージは、
新生活をむかえる多くの人の
心をあかるく灯すものでした。
「きょうは、
こちら石川県に来る途中に、
スーツに身を包んだ、
たくさんの新社会人とすれ違いました。
どこか不安げで、でも期待にあふれた表情でした。
そのエネルギーをぜひ、
自分の成長に使ってください。
その成長がいつか、
社会を動かし、
ひいては被災地を動かす
エネルギーになるかもしれません」
藤井アナの淡々とした、
それでいて父親のような余裕と
温かみのこもった語り口には、
どこか人を励ますエネルギーが
感じられますよね。
天災や不況がつづく
先行きの見通せない時代だからこそ、
心にゆとりを感じさせるコトバが、
強く求められているのかもしれません。
出典:ORICON NEWS
第2位
CBCテレビ(中部地方)の
古川枝里子アナウンサーが
TBSの情報番組で
野球の大谷翔平選手にかんする
ニュースを伝える際、
名前を誤って読み上げてしまい、
お茶の間に“思わぬ笑い”を届ける
場面がありました。
その言い間違えというのが・・・・・・
です。うーん、なんとも絶妙な間違え方!(笑)
横からすぐに
「しょうへい おおたに、です」と
訂正が入り、
アナウンサーは
反省しきりの様子でしたが、
いたってマジメに
お仕事されているのが伝わるからこそ、
私も、クスッと来てしまいました。
ネット上でも
「同僚と3分くらい笑い止まらんかったww」
「これはこれでなかなかツボる」
など、“爆笑コメント”の嵐。
大きな反響を呼んだようです。
場合によっては
肩に過度な力が入りがちな新年度。
おもわぬ言い間違えに、
良い意味で
ちょっとだけ気持ちがゆるんだ人も
少なくなかったはずです。
出典:スポニチ
第1位
東京ディズニーランドに
家族ではじめてお出かけしたときの
あるエピソードが
X(旧Twitter)に投稿され、
およそ4万件の「いいね」がつきました。
そのエピソードというのは、
3歳の息子さんに関するもの。
旅行中、息子さんが
まったく浮かれていなかったので
「親のエゴだったな」と
反省していたところ、
その翌月、
写真を見返した息子さんが
こう言ったのです。
どうやら、
“夢の国”でのできごとを
本当に「夢」だと思っていたようです。
なんて純真!(笑)
子どものコトバは、
時に大人が想像しない
独自の発想に
満ちていています。
子どもが心のなかにもつ
ちいさな、ちいさな
気持ちの芽に気づいて
その成長をたいせつに
見守ることで得られる癒やしは、
何事にも代えがたいものがありますね。
出典:まいどなニュース
ほかにもたくさんの
ステキな伝え方があったので、
ご紹介します!
かえる?うめぼしのあじとか…」
(漫画家・はる華さんの息子さん)
出典:Yahoo!ニュース
(X投稿者ultraviolet
@raurublockさんのケーキのプレート)
出典:ITメディア
(タレントの藤本美貴さん)
出典:Hint-Pot
その間にちょっとぐらい
片付けしてもいんじゃないかなー
と思うから」
(YouTubeチャンネル「だんスキ」
dansuki_3の旦那さん)
出典:ITメディア
(プロ野球選手・メジャーリーガーの大谷翔平さん。
真美子夫人について)
出典:デイリー
(X投稿者のもちこ・
@mochi1121mochiさんの息子さん。
母に寝ようと言われたときの返事)
出典:Hint-Pot
入ってきたのでご覧いただきましょう!」
(フリーアナウンサーの武田真一さん。
番組開始を伝えるあいさつで
タイトルを噛むミスした後のつなぎの進行で)
出典:中日スポーツ
心を踊らせることが大事」
(アーティスト、タレント、俳優の今井翼さん)
出典:Yahoo!ニュース
以上、佐々木圭一が
独断と偏見で選んだ
ベスト3の伝え方でした!
今月はどんな素敵なコトバに出会えるでしょうか。
みなさんも体調に気をつけつつ、注目してみてください。
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「伝え方研究所」所長/「伝え方が9割」著者
佐々木圭一上智大学大学院を卒業後、株式会社博報堂入社。 のちに書籍「スティーブ・ジョブス」に登場する伝説のクリエーター、 リー・クロウのもと米国で2年間インターナショナルな仕事に従事。 日本人初、米国の広告賞「One Show Design」でゴールドを獲得(Mr.Children)。カンヌ国際クリエイティブアワードにて、金賞を含む計6つのライオンを 獲得するなど、合計55のアワードを入賞受賞。 郷ひろみ・Chemistryの作詞家として、アルバムオリコン1位を2度獲得。 2014年、クリエイティブ ブティック「ウゴカス」を設立。 日本のコミュニケーション能力をベースアップさせることを、 ライフワークとしている。
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