2021年10月29日
【名言集】10月の伝え方ベスト3
ぬけるような秋晴れが
ここちよく感じる10月。
新型コロナの感染者数は
あきらかに減り、
いままで通りの営業を
再開するお店もふえてきました。
なんとなく
色あせてしまった日常が、
カラフルな紅葉のように、
本来の彩りを
取り戻しはじめているように感じます。
さて、今月も、
色彩豊かで個性あふれる
コトバたちが届きました。
さっそくご紹介しましょう!
第3位
あさの情報番組、
「羽鳥慎一モーニングショー」。
その人気を
6年間にわたって支えた
テレビ朝日の山本雪乃アナウンサーが、
この番組を卒業しました。
山本アナといえば、
各地のロケで、ダジャレをまじえて
レポートするのが恒例でした。
ラスト出演の日、
共演者にかけられた
あたたかいコトバに、
涙ぐむ姿も。
そのまま終幕……とおもいきや、
「最後にいいですか?」と
おもむろに切りだした山本アナ。
“すべっての人”に感謝します」
最後に口から飛び出したのは
やっぱり、ダジャレ!
スタジオ全員の口元がゆるみ、
いつもと変わらない雰囲気で
幕をとじました。
しめっぽいあいさつもいいですが、
山本アナらしい
かざらなさ、
そして、愛嬌がつたわる
とってもステキなあいさつでした!
出典:スポーツ報知
第2位
こちらも、あさの情報番組から。
夏目三久さんがMCをつとめた
「あさチャン!」(TBS系)にかわり、
あたらしく「THE TIME,」
という番組がはじまりました。
ここで金曜のMCに抜てきされたのが、
俳優の香川照之さん。
「こういう仕事は、人生で初めて」
ということで、
左胸には初心者マークが。
共演した安住紳一郎アナウンサーに
つっこまれると、
こう切りかえしました。
解除されましたが、
私の初心マークは
解除されない予定でございます」
おもわず、
笑ってしまいそうな
お茶目な伝え方!
朝から、
気分が明るくなりますよね。
番組スタートの10月1日は、
ちょうど全国で
緊急事態宣言が解除された日でした。
まさに、コロナ禍のうす暗い夜あけ前に、
かろやかな朝の光がさしこんできたような、
香川さんのユーモアセンス。
これからも楽しみにしています!
出典:スポーツ報知
第1位
今月、「平成の怪物」が
プロ野球界をさりました。
西武の松坂大輔投手です。
高校時代、
甲子園の決勝で59年ぶりとなる
ノーヒットノーランをとげ、
ドラフト1位でプロ入り。
あれから、23年。
最年少で1億円プレーヤーになったり、
イチローから3打席つづけて三振をうばったり、
“史上もっとも大型”と言われる契約を
レッドソックスと結び、
ワールドシリーズで勝ち投手となったり——。
日本とアメリカでの現役生活は、
「怪物」の呼び名にふさわしい
快進撃の連続でした。
引退試合の日、
最後はマウンドで5回も胴あげされ、
割れるほどの拍手につつまれながら、
グラウンドをさりました。
近年、からだの状態になやむ様子が
たびたび報じられてきましたが、
会見で語ったコトバには、
胸を打つものがありました。
ひとつの時代がおわりをむかえたような
さみしさもありますが、
同時に、
ワクワクしたプレーの思い出が
こみ上げてきたという人も、
きっと少なくないでしょう。
長い間、
夢と希望をあたえてくれて、
本当にありがとうございました!
出典:朝日新聞デジタル
ほかにもたくさんの
ステキな伝え方があったので、
ご紹介します!
ケンティーは今、たぶん鏡しか見てない」
(俳優の佐藤健さん。当時25歳の中島健人さんに)
出典:Music Voice
(マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツさん)
出典:BUSINESS INSIDER
自分はどう生きていきたいのか」
(歌手の氷川きよしさん)
出典:婦人公論.jp
カズダンスを踊りたいなと。
実現したいと思いますし、
そのために毎日頑張ります」
(サッカーの三浦知良さん)
出典:日テレNEWS24
(俳優の田中圭さん)
出典:オリコンニュース
最高に頑張ってますけど。
今日は200%です、私。
200%出してます」
(女優の江口のりこさん。
共演した黒柳徹子さんに「愛想がないって言われない?」と聞かれて)
出典:スポニチアネックス
以上、佐々木圭一が
独断と偏見で選んだ
ベスト3の伝え方でした!
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「伝え方研究所」所長/「伝え方が9割」著者
佐々木圭一上智大学大学院を卒業後、株式会社博報堂入社。 のちに書籍「スティーブ・ジョブス」に登場する伝説のクリエーター、 リー・クロウのもと米国で2年間インターナショナルな仕事に従事。 日本人初、米国の広告賞「One Show Design」でゴールドを獲得(Mr.Children)。カンヌ国際クリエイティブアワードにて、金賞を含む計6つのライオンを 獲得するなど、合計55のアワードを入賞受賞。 郷ひろみ・Chemistryの作詞家として、アルバムオリコン1位を2度獲得。 2014年、クリエイティブ ブティック「ウゴカス」を設立。 日本のコミュニケーション能力をベースアップさせることを、 ライフワークとしている。
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